阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

0223 杤原(とちはら)

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 兵庫r12・猪名川町杤原字宮ノ下にある停留所。2012年12月10日の
能勢営業所廃止に伴う杉生線ダイヤ改正に併せて、停留所名を「原」から「原」に変更した(読みは同じ、詳細は後述)

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 紫合方面に向かって撮影。

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 もともとの停留所名は「原」だったのに対して、地名表記は「原」であった。
 「トチ」という言葉自体は、山間部に生える落葉樹林のことで、中国の「
」という形の漢字がつけられた。日本では、「トチ」という音に対して、「10(ト)」と「1000(チ)」の積が「10000(万)」であることから、「」という漢字がつくられた。ここと同様に「」を地名に使う栃木県では、明治時代に「」に統一化している。
 以上のことを鑑みれば、次のように考察できる。もともと漢字として古いのは「
」であり、地名はそのままこの文字が使われてきた。一方で現在の杉生線は、1921(大正10)年8月2日に旧中谷村と沿線住民の出資で設立された北摂乗合自動車によって、現在の川西市小戸・猪名川町島間を結ぶ路線の運行が開始されている。こうした時間のズレから、停留所名は「」が、地名は「」という表記になってしまったのだと考えられる。

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 杉生・柏原・後川方面の標柱。

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 「栃原」だった頃の、杉生・後川・柏原方面の標柱。 

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 日生中央方面の標柱。

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 「栃原」だった頃の、日生中央方面の標柱。

参考:栃木県公式サイト「 県政情報 > とちぎのあらまし > とちぎ豆知識 > とちぎの由来

2008.3.19  4.5初版公開
2012.12.10 ダイヤ改正とともに漢字を修正 栃→杤
2013.1.27
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