阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

阪急バスよ、京都を目指せ!(2) -1948年10月 民営各社は京都市街へ乗り入れを画策した-

 連載コラム「京都を目指せ」第2弾は、阪急バスの淀川右岸路線が京阪バスから譲渡される前のお話です。
 阪急バスが京阪バスから路線譲受した路線のうち、桂線や京阪線(京都急行線)などは、京都市内に乗り入れられないままにいました(詳細は
前項を参照)。
 京都市内に乗り入れるためには、京都市との相互乗り入れ協定が必要でした。1948年10月、京阪バス・京都バス・丹波交通は京都市と相互の乗入協定を果たし、民営各線は京都市街へ、市営バスは京都市郊外へ、それぞれで路線延伸を果たします。
 そのときの路線図が 下図のもの です。比較として1953年8月の阪急バスが申請した路線も併記します。

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(画像をクリックすると拡大します) 参考:https://www.digital.archives.go.jp/das/meta/M0000000000000482932

これらの乗入協定区間の現在を見てみましょう。

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 京都市バスをみてみましょう。
 京阪国道を走る路線は京都駅~下鳥羽~中書島~横大路車庫、横大路車庫~中書島~淀方面の2系統に分かれることに。それぞれの運行本数も1時間に1本程度と少なくなっています。京阪国道周辺を走る周辺を走る路線とあわせれば、まだ本数はあるので、南北の移動はそれほど難しくありません。

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 七条通を走る路線は、現在の[33][特33]系統・京都駅~桂駅~洛西バスターミナルが、30分に1本程度の本数で運行しています。阪急バスは京都市バスとの競合を理由に阪急桂~七条大宮間を廃止しましたが、これに該当する[33]系統は1988年6月11日の路線再編で、大門町~桂大橋間を七条通(川勝寺・東側町)経由から、葛野大路・八条通経由に変更し、阪急バス廃止区間(七条通)を通るのは京都交通(現・京阪京都交通)だけになりました。しかしながら、1995年1月16日の改正で七条通(川勝寺・東側町)を経由する[特33]系統が開設され、2018年4月現在で1日4往復に限り運行されています。(写真は川勝寺・東側町を経由しない[33]系統)

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 京阪バスも本数は少なくなっています。京阪国道を経由して淀~京都間を結ぶ路線は1日2往復。区間便の淀~竹田駅を結ぶ路線も90分に1本くらいとやはり本数は少なくなっています。

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 丹波交通は京都交通に代わり、七条通を経由するバスは亀岡・舞鶴・天橋立方面にも路線がのびていました。

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 京阪京都交通になった今でも、京都駅~七条通~阪急桂の区間は、10分に1本と高頻度で運行しており、旧来からの東側町を走る便も20~30分に1本の間隔で走っています。

次回は、またいつかに掲載しますので、お楽しみに。


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