阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

西谷と猪名川の往来は途絶えない(その2) -西谷自動車・広根線-

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 宝塚市西谷地区にある阪急田園バスは、旧西谷村の村営バスとして役割を以って運行が始まってから、西谷地区から武田尾、そして宝塚や三田へと路線を延伸し、住民の足を守ってきた。
 そんな阪急田園バスは、年に1度だけ、お隣の猪名川町にやってくる。その理由は
こちらで紹介したが、そもそも阪急田園バス(前身の西谷自動車)が定期路線として猪名川町までやってきたのはいつ頃からなのか、ふりかえってみよう。1951年(昭和26年)~1953年(昭和28年)まで運行していた武田尾~六瀬線に次いで、今回は1965年(昭和40年)~1972年(昭和47年)まで運行していた広根線について紹介する。

▼ 西谷自動車・広根線
 1953年に武田尾~六瀬線が廃止されてから、12年後に西谷地区と猪名川町とを結ぶバス路線とが復活する。1965年(昭和40年)1月5日運行開始~1972(昭和47)年11月1日路線廃止となった、広根線(松葉屋~宝地ヶ鼻~長谷~芝辻口~三蔵山~白坂口~川床口~紫合~広根)だ。
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 1960年(昭和35年)11月29日に阪急バスの子会社となった西谷自動車。それから5年後に西谷自動車の本社営業所があった松葉屋から宝地ヶ鼻を経由し川床口・広根へと至る広根線が開設された。終点の広根では、広根交差点三叉路から現在のパークタウンに向かう途中に回転場があったのだそうだ。
 また、阪急バスと競合する川床口~広根間は西谷バス・阪急バスの両社の乗車券が利用できる相互乗車制度を適用していた。

 1965年(昭和40年)当時の時刻が下記のようなものだった。これは当時、冬期に積雪による運休報告書に記載されていた時刻だそう。
  松葉屋発:6:50, 9:30, 14:40, 17:00
  広根発:7:40, 10:40, 15:30,  18:10
 松葉屋~広根間の11.2㎞を40分かけて走破していた。

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 廃止された長谷~川床口間は、現在でも年に1度だけバスが通る。地域からの要請を受けて、波豆八幡への参詣輸送が行われていることによるもの。これもいつまで続くだろうか。
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