阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

2016年8月6日、箕面・勝尾寺線[直行]便が運行開始。

箕面・勝尾寺線は運行を休止しました。最終運行日は2017年7月30日(日)です。
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 2016年8月6日より、紅葉期・正月三が日を除く土曜・日曜・祝日において、阪急箕面駅~勝尾寺間を直行するバス(箕面・勝尾寺線)の運行が開始されました。

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 箕面・勝尾寺間を結ぶバスは、箕面市による社会実験で2001年にシャトルバスとして運行されたことがありましたが、路線バスとして運行するのは今回が初です。
 箕面・勝尾寺線は暦での土曜・日曜・祝日に箕面発8:30,10:05,12:35,14:15,16:30、勝尾寺発9:20,11:45,13:25,15:45,18:00の1日5欧風が運行されます。運行経路は、箕面~山麓線~外院~粟生間谷西四丁目~西田橋~ポンプ場~持国天橋~勝尾寺となっており、既存の箕面山麓線・北大阪ネオポリス線・粟生団地線北摂霊園系統の運行経路を通ります。
 運賃は片道380円(大人)ですが、hanicaの各種定期券での利用は出来ないため、hanica定期券で利用する場合は事前のチャージが必要になります。
 所要時間は30分となっていますが、かなり余裕を見たダイヤ設定で、渋滞がなければ25分ほどで行けるようです。

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 初便の勝尾寺行き。勝尾寺への参拝目的は2人と少なく、初便としては残念な結果に。阪急バスで運行開始の告知がなされたのは7月27日、勝尾寺による告知は8月に入ってから、箕面市による告知は運行前日と、運行開始前のPR不足間は否めません。2便目以降も、家族連れが利用していたり・・・といった姿は見られましたが、やはり利用率は僅少でした。

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 勝尾寺での折り返しは駐車場内で行います。豊能車両での折り返しは北摂霊園向きバス停の前で待機することが多いのですが、茨木車両はこちらを使うようです。

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 折り返しまで、のんびり休憩中。

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 折り返し、箕面行き初便の様子。関係者のみで参拝利用客はありませんでした。

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 車内の運賃モニターには専用の掲示物が。環境定期券も使えないようです。

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 行先表示は往復とも同一のものが使われています。

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 横面の行先表示。

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 箕面3番のりば。オレンジゆずるバスを除けば、平日は阪北線と白島線、土日祝は勝尾寺線が停まることに。


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 こちらも交換後のもの。


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 時刻表は公式サイトで見られるものと同じものが使われています。

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 勝尾寺バス停の標柱。6月6日の豊能管内再編で次停留所表記が変わったばかりですが、今回の改正での修正はまだのようです。 

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 勝尾寺発箕面行きの時刻表。既存の千里中央・北千里行きは豊能営業所、新設の箕面行きは茨木営業所の担当になりますが、これを利用客が判別できるかどうか、不安が残ります。

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 勝尾寺の境内には時刻表が掲示されていました。


 さて、ここからは個人的雑感ですが・・・。
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 今まで、箕面市内にありながら、箕面駅と勝尾寺とを直通するバス路線はありませんでした。「箕面に行くバスは無いのか?」と尋ねる参拝客や登山客も多かったわけですが、これでようやく直通バスが実現することとなりました。しかしながら、PR不足は否めず、今後、箕面市や勝尾寺側がどのようにPRをしていくかが注目されます。(写真は2015年秋の臨時運行)

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 他方、今回の直通バスは11月中と正月の土日祝は運休となります。この時期は紅葉や参詣の影響で、箕面市街・山麓~勝尾寺の道路が参拝するマイカーで非常に混雑しており、「北摂霊園にお参りに行こうとしたが、渋滞で間に合わなかった」「千里中央から希望ヶ丘まで1時間ほどで行けるところが、3~4時間かかった」というようなケースが毎年続いています。そのため、定時性が保てないことから運休する措置をしているものと思われます。(写真は2014年秋に撮影)
 こうした周辺利用客への交通被害については、数年ほど前に、勝尾寺の担当者から「渋滞対策をするつもりはまったくない」「ネオポリス線は彩都経由になったので、影響は無い。こちら側として対策をするつもりはない。」、箕面市の担当者からは「費用経費がかかるので、渋滞対策は出来ない」との回答を得ており、さらには担当者が代わった際の引き継ぎもできていないようで、非常に消極的な姿勢がうかがえます。
 長野県長野市の善光寺のように、寺院・自治体などが連携して、影響を最小限に食い止めようとしているところもある中、こうした状況が20年以上続いていることに、ある種の苛立ちを覚えてなりません。


 以上を踏まえても、この路線が成功するかどうかは、寺院や自治体側との連携が鍵となりそうです。
2016.8.6
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