阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

中央ターミナル

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 大阪市鶴見区緑地公園にあったバスターミナル。大阪花博の開催に伴って、1990年4月1日~9月30日の日祝日に新大阪・会場間を結ぶシャトルバスの運行を実施。これにあわせて、会場中央部にバスターミナルが設置された。
 当時「中央バスターミナル」があった場所は、鶴見緑地第一駐車場になっており、当時の様子が分かるものは現地には残っていない。

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 花博開催終了後に再整備された駅前広場には、京阪バス「鶴見緑地」停留所がある。

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 地下鉄の鶴見緑地駅。

2016.7.9
[補足]大阪花博「国際花と緑の博覧会」開催に伴うシャトルバス輸送
 
 焼野バス停南西にある鶴見緑地では、1990年4月1日~9月30日の6ヶ月間にわたり、「国際花と緑の博覧会」が開催された。これに伴い、阪急バスでは、同期間中の日祝日に、新大阪ターミナル~新御堂筋~国道1号線~会場中央ターミナル間の15.7kmを42~69両を使ってシャトルバスの運行を行った。(新大阪ターミナルは現在の大阪市バス「新大阪駅北口」停留所付近に相当。今回のために建設された専用ターミナルだった。) 所定所要時間は35分、片道運賃は500円であった。
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 この新大阪駅ルートは、日祝日は阪急バスが乗合路線として、平日は貸切バス会社約20社が共同して阪神高速経由で運行を行った。また、阪急バスはこの新大阪駅ルートの運行管理を担当することとなった。
 大阪花博への輸送は、大阪国際空港から大阪空港交通が運行を行ったほか、JR大阪駅・京阪守口市駅・JR茨木駅・阪急南茨木駅・近鉄荒本駅からもシャトルバスが運行を行った。

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 当時のパンフレット(読者提供)より、会場中央ターミナル付近の様子。

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 現在の空中写真を見てみると、中央ターミナルは駐車場になっているようだ。

 また、この花博シャトル輸送では、アムテックスの実験が行われ、阪急バスではシャトルバス5両にディスプレイ装置を積載し、実験に参画した。アムテックス(AMTICS)とは、新自動車交通情報システムのことで、(財)日本交通管理技術協会が、警察庁の支援により、利用者に各種の交通情報を提供することで、交通混雑の緩和などを目的として開発されたものである。今回のシャトル輸送に伴い、アムテックス関西実験協議会を設置し、実験を行った。システムの概要は、道路地図と自車位置を、車載のディスプレイ(阪急バスでは「急停車にご注意」の下部にテレビを設置した)に表示するとともに、交通管制センターで収集している交通情報を随時表示するものであった。

 新大阪ルートにおける輸送人員は118万6698人、便数は延べ3万6070便であり、入場者の5%がこのルートを利用した。
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