阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

2014年8月1日、北大阪ネオポリス線ほか通常運行へ復旧。

北大阪ネオポリス線、忍頂寺線、車作線
2014年8月1日、半年ぶりに通常運行へ復旧。
 
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 2014年2月25日、19時54分頃、希望ヶ丘を中心に豊能町東部で停電が発生しました。
 雨が続いていたこの日、豊能町木代にて建設残土による土砂崩落が起こり、府道余野茨木線の阪急バス豊能営業所前~上音羽市町境間が通行止めとなりました。
 それから復旧工事が行われ、2014年8月1日、府道が仮復旧することに伴い、北大阪ネオポリス線を関係とする路線は通常運行へ復旧することとなりました。
 この記事では、復旧するまでの時系列を整理することにしました。
>> 2014年2月25日
・19時41分
 豊能町東部を中心に停電が発生。この頃に土砂崩落発生か。
・20時16分
 阪急バス公式サイトで迂回運行を告知。北大阪ネオポリス線 阪急バス豊能営業所前~上音羽間土砂崩れによる通行止めの為、迂回運行。 阪急バス豊能営業所前・上音羽・倶楽部前・上音羽口・泉原上停留所は休止に。
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・夜~深夜にかけて
 各マスコミで報道される。
 阪急バス営業所のカメラから、土砂崩落直前に府道を横切る車があったことから、崩落現場で捜索を開始。

>> 2014年2月26日
 この日は早朝から迂回運行を実施。ネオポリス線は、余野~希望ヶ丘四丁目~(無停車:余野~銭原~忍頂寺)~千提寺口と迂回運行を実施。迂回運行区間を挟んで15~20分程度の遅延が発生。迂回運行中は通常どおり「阪急バス」表示に変更して運行。
 その他、忍頂寺方面~上音羽間(小学校輸送対策便)、余野~福田~阪急バス豊能営業所前間で区間運行を実施。
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 山麓線バス停に掲示された遅延案内。

>> 2014年3月5日
 この日から下記の変更による暫定ダイヤによる運行を開始。

 北大阪ネオポリス線は、
 ・全便、泉原上~阪急バス豊能営業所前間を運休し、銭原 経由で迂回運行。
   ただし、迂回経路の 千提寺口~銭原~余野 間は無停車。
 ・従来の千里中央~希望ヶ丘二丁目発着、千里中央~余野発着ともに、
  千提寺口~(迂回)~余野~希望ヶ丘二丁目~希望ヶ丘四丁目発着として運行。
  これに伴い、浅田~希望ヶ丘四丁目間は通常運行時とは反対側の停留所に停車。
  該当区間の各発車時刻を変更。(千里中央~千提寺口間は変更なし)
 ・[25]希望ヶ丘四丁目~余野系統(区間便)は運休。

 忍頂寺線の[138]忍頂寺~上音羽~余野系統は、
 ・平日の忍頂寺16:40,19:36発を上音羽止めとして運行。
 (上音羽→林道経由→藤ノ宮→余野で回送)
 ・上記の平日往路2便を除き、全ての便運休。

 車作線の[90]車作発→上音羽系統は、
 ・千提寺口→上音羽間を運休し、忍頂寺止めで運行。

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 旅客に配布された、迂回用暫定ダイヤ。迂回運行開始の前日にようやく完成したそうで、現場の大変な苦労が伺える。

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 千里中央ターミナルや関係する各停留所、豊能管内の車両には迂回運行に関する告知が掲示された。

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 暫定ダイヤ開始に関する告知。運行開始の前日に告知がされるなど、急いで対応をしていたようだ。

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 上音羽・余野方面の運休の告知。

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 全便がLED行先表示機搭載となった北大阪ネオポリス線では、行先表示は既存のものが流用されることとなった。
 余野・希望ヶ丘方面行きについては、すべて従来の「余野」行きのものが代用された。このため、横面表示では「上音羽」の文字が残されていた。また、千提寺口発車後→余野→希望ヶ丘四丁目間については区間便で使用される「[25]希望ヶ丘四丁目」行きのものが表示された。
 復路の千里中央行きについても、始発の希望ヶ丘四丁目から、従来の「千里中央行き」で上音羽通過以降の表示をさせていた。このため、横面表示の経由地は「千提寺口→…」から表示されていた。

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 忍頂寺線の上音羽止めでは、上音羽→藤ノ宮の町道を通って回送することから、他営業所からマイクロバスを借りて運行していた。LEDは「阪急バス」表示にし、行先表示板を掲示した。車内放送は新たに「上音羽」止めのものが設定された。

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 車内放送や運賃表については運行実態にあわせたものが作成された。暫定ダイヤ運行開始前は、乗務員による車内アナウンスで迂回運行する旨が案内されていたが、暫定ダイヤになってからは車内放送でも迂回運行する旨の案内はなくなった。
 

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 千里中央→希望ヶ丘方面の運賃表。整理券9~12番の区間は迂回運行のため、運賃は設定されず。

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 また、移動の足がなくなった上音羽地区では、「ひかり交通」による代替輸送が上音羽~千提寺口間の各バス停間を結ぶものとして運行された。(当初は阪急バスがマイクロバスを使って迂回区間を運行しており、上音羽→忍頂寺小学校への通学輸送対策として臨発が運行されていた)

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 時刻変更が生じるバス停では写真のように別に時刻表が掲示されていた。

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 西野バス停付近で離合するネオポリス線。忍頂寺~銭原~切畑口間は離合できるポイントが多くなく、無線で連絡を取り合いながら運行していた。



>> 2014年4月14日
 豊能町により、箕面有料道路経由の助成、ならびに北大阪ネオポリス線利用者の女性を開始。迂回経路(千提寺口~希望ヶ丘四丁目、三丁目、二丁目、木代、浅田、余野間)を無料とするもので、通勤通学定期券は4月14日から迂回運行期間の定期券の差額を助成。スクールパスとグランドパス65は月3000円を助成。現金は利用補助券を発行し、現金で精算。(大阪府のサイトより

>> 2014年8月1日
 この日、午前0時から府道余野茨木線の通行止めを解除。
 始発便から通常運行へ復旧予定。

>>おわりに 
 冬期の迂回運行はともかくとして、数年ごとに災害による道路閉鎖で迂回運行が余儀なくされる豊能管内の路線。今回は単なる「天災」による災害ではなく、「人災」による災害がもとともいえます。
 さて、建設残土の土砂崩落が起きた場所の道路を挟んで向かい側でも、建設残土の積み上げが行われていました。このときは「果樹園」として申請して、2009年夏頃から建設残土を受け入れ、2013年7月17日に豊能町の建設業者が森林法違反(無許可開発)と府砂防指定地管理条例違反の疑いで逮捕されていました。
 今回の建設残土現場は、各社報道によれば、2012年10月に「家庭菜園」として申請して、建設残土を受け入れていたもので、道路を隔てて、全く同じ手法で違法行為を行っていたことになります。
 「何か起きてしまうまでは、マスコミも行政も動いてくれない」のが豊能町をはじめとした地方部の悩みです。同じことが他所でも起きないよう、しっかりとした法規制等を望むばかりです。
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