阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

始発が一番早いバスはどこ?

 1ヶ月以上更新がなかった、このブログ。そんなときの小ネタをご紹介するのが、この「コラム」。今回でたぶん13回目です。

 今回のテーマは、「始発が一番早い路線は?」です。
 かつては阪急バスも早朝深夜帯まで運行をしていた(京都急行線や阪北線)ことは、過去の記事でもご紹介しました。それからしばらくして、住宅開発が活発化してきた昭和50年代以降では、通常の一般路線でもライフスタイルの変化を理由に、始発・終発の時間を変更して、その変化に対応していきました。

 今回はそんな路線バスの始発便について着目してみることに。各種検索エンジンを使って、起点停留所を5時~6時台に出発する便をまとめてみると、下表のようになりました。(クリックすると拡大します)

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 注:12月の池田市内線、長岡京線等のダイヤ変更については、
   記事作成時に各種検索アプリで非対応だったため、反映されていません

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 阪急バスの一般路線の特徴としては、郊外に出来た住宅地が最寄駅から離れているということ。ですから、そうした住宅地に併設されている営業所の路線、例えば山口営業所や猪名川営業所、豊能営業所では、営業所からの出庫系統と住宅輸送を兼ねているので始発も早くなります。

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 5時20分台には、西宮山口線の西宮戎行き、猪名川パークタウン(川西猪名川線)の川西バスターミナル行きなどが発車します。駅から離れている分、この時間帯からバスを運行しなければ、6時台に最寄駅に到着することができません。最寄駅までの所要時間が長いのは、希望ヶ丘→池田の北大阪ネオポリス線(と東能勢線)ですが、これは東能勢線の牧始発便との連絡便という性格、折り返し余野発千里中央行き始発便の出庫便という2つの性格を兼ねています。

 では、始発便で、起点の発車時刻、終点の到着時刻、ともに最も早い路線はどこか・・・。意外にも、宝塚営業所の宝塚市内線でした。最寄駅まで7分しかかからないのに、なんでこんなに早くなるのか。
 ポイントになるのが、やはり「出庫」です。この便、表を見てみると、阪急中山で運行を終えると、阪急中山発中山台線の始発便として運行されることになります。つまり、営業所から住宅地までの距離が離れているため、営業所を早く出なければならない。しかも旅客扱いするのだから、始発も早くなってしまいます。

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 利用客としては、始発が早いことは非常に有り難いことです。前日泊したり、タクシーを使ったり、車で送ってもらう必要もないのですから。
 でも、よくよく考えてみると、始発便に乗務される乗務員(運転士)や事務所の職員さんは、4時台から路線環境や車両点検だったり点呼だったりと、安全確保のために色々準備する必要があります。

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 冬場だと、凍結や積雪している道路があれば、塩カルを撒いてパトロールされることもしばしば。始発が動きだすまでに、通常運行するのか、あるいは迂回するのか、運休するのか、決定しなければならないこともあります。


 目が覚めても外はまだ真っ暗・・・そんな冬。
 いつものバスに乗るのも良し。あるいはいつもよりちょっと「早め」のバスに乗って、駅に着いたら一息入れるも良し。通勤・通学の仕方を変えてみると、違った日常が見えてくるかも・・・。そんなお話でした。

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