阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

2012年12月1日~2日 「45年間ありがとう!能勢営業所感謝Day」ツアー開催

◆ 2012年12月1・2日
  「45年間ありがとう!能勢営業所感謝Day」ツアー開催!


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 2012年12月10日に廃止(最終営業日は12月9日)されることが決まった阪急バス能勢営業所(阪急田園バス能勢支社)。そこで、阪急バス業務課によって能勢営業所や管内路線をめぐるツアー旅行が企画されました。午前と午後の部に分かれ、1日目は杉生・後川・日生中央コースと能勢の郷・能勢町宿野コース、2日目は杉生・柏原・日生中央コースと豊中センター前・能勢町宿野コースの合計4コースが設定されることとなりました。
 そこで、筆者は2012年12月1日の午後の部に参加してみました。その様子を、ちょっとだけですが写真を交えて紹介します。 >>詳細は追記ページへ。

・・・その前に、能勢営業所の歴史をもう一度おさらいしましょう。
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 田尻・森上にあった各車庫に変わり、1967年3月16日、車両30台をもつ車両基地として能勢営業所を開所します。1957年4月9日には池田から能勢町内への直通運転を開始、同年10月14日には名月線、1960年5月6日には長谷線を開設しており、こうした路線拡大の基盤として設置されました。
 しかしながらモータリゼーション化の影響や能勢町の人口減少も重なり、能勢管内の路線は採算が取れない赤字路線として運営を逼迫。路線廃止を防ぐ代替策として、日本初のデマンドバスを導入します(1972年6月27日)。さらに、1987年2月には最北端の摂津天王に路線を延長しました。
 それでも長期的な赤字圧縮あるいは黒字転換になることはなく、1997年10月10日にデマンドバスは廃止され、一部路線が路線バスとして残りました。また、天王地区への路線も1999年4月14日に路線廃止となりました。
 赤字圧縮の策として、子会社の阪急田園バスに運行管理業務を委託することとなり、阪急田園バス能勢支社が開所されます(1997年10月10日)。これが子会社への委託化の走りとなりました。・・・そして、2012年12月10日に閉所となり、豊能西線・妙見口能勢線は豊能営業所へ、西能勢線・杉生線は猪名川営業所にそれぞれ移管されることとなったのです。


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 今回のツアーでは、両日ともにツーステップの路線バス車両が運用されました。・・・やっぱり、乗り心地がいいですね、ツーステップバスは...(;・ω・)

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 車両に書かれている「能」は能勢営業所のバスであることを表している記号ですが、よくよく考えてみれば、この記号も12月でなくなることに・・・。

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 午前の部を終えて、山下駅前で待機するツアー便。通常の路線バス便を利用する乗客もいるため、発車時間を調整します。

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 乗車時、このような参加証をいただきました。お手製のカッコいい参加証ですね。

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(※ プライバシー保護のため、ぼかし加工をしています。)
 応募者数が少ないと思い選んだこのコース、やはり参加者は10名弱と少なく・・・。それでも沿線の風景も相まってのんびりほっこりした雰囲気が終始続いてたのはいうまでもありません。

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 能勢などの北部方面はどんよりした天気が続きます。雨もちらつき始めたり。

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(※ プライバシー保護のため、ぼかし加工をしています。)
 通常の路線バスと同じ車内放送が車内に流れ、バスは山下駅前を発車して能勢町宿野を経由して能勢の郷に到着。10分間の休憩をとります。周囲の景色に見蕩れながら、のんびり発車時間を待ちます。

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(※ プライバシー保護のため、ぼかし加工をしています。)
 折り返し、能勢の郷発能勢町宿野経由山下駅前行きの路線バスと同じ車内放送が車内に流れながら、能勢町宿野でトイレ休憩。
 バス停には山下駅前行きのバスを待つ男性の姿が・・・。休憩の合間、運転士さんが新しい時刻表を男性に渡して、時刻が変わることなどを説明されていました。山間部に住む人々にとって、路線バスは生活の一部。能勢営業所も、そうした生活の一部として成り立っていました。


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 ぼーっと乗務員用スタフをのぞいてみると、本乗務同様のスタフが・・・。さすが阪急バス、手の込みようが違います。


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 予定の行程より早く能勢営業所に着き、能勢支社の支社長氏がお出迎え。雨天という悪天候の下でしたが、グッズ販売や方向幕撮影会が行われました。
 この後、天気や旅程が早かったこともあり、予定より早く15時35分に支社長氏に見送りされながら営業所を出発。16時頃に山下駅前に到着し、このツアーは終了となりました。

20121201_IMG_142.jpg 当日乗車時に配布された、参加記念乗車券。
 よーく見てみると、社紋つきの乗車券という。参加したコースによって、乗車券の内容も違っているようで、やはり手の込みようが分かります。ちなみに能勢営業所の印影も閉所後は見れなくなります。

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 当日配布・販売されたグッズの一部。特製のポストカードやフォトコレクション、バッジ、ミニアクセサリーのほか、当時のデマンドバスシステムのパンフレットなどがありました。

 この記事を書いている段階では、能勢営業所の閉所まで残り1週間ほど。12月9日(日)の山下駅前22時10分発能勢町宿野行きが能勢営業所としての最終運行になると思われます。残念ながら、最期を見送ることは出来ませんが、豊能郡の元住民として、最後まで地元の生活を支えてくれた能勢営業所の皆さんに感謝の意を表するとともに、路線移管を受ける猪名川営業所・豊能営業所にも引き続き地元の生活を支えていただけるように祈っています。


 最後に、当日にご同乗されました阪急バス(株)取締役・自動車事業部部長 N様、阪急田園バス(株)能勢支社支社長 O様をはじめ、社員の皆様には楽しいツアーを企画・実施していただき、また参加させていただいたことを、この場を借りて深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
2012年12月1日 aki
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