阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

山陽(岡山・広島)へ走った阪急高速バス

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 1981年7月20日の大阪~新見線の開業を皮切りに、西は中国・四国・九州、東は北陸・信越・東海・南関東と幅広く運行している阪急高速バスでも休廃止路線はいくつかあります。列挙してみると次の通りです。

 1986年7月1日に開業した湯原温泉線は、2008年12月21日に廃止。
 1988年7月21日に宮津線とともに開業した綾部・東舞鶴線は、2008年8月1日に廃止。
 1989年7月26日に開業した山口・下関線は、2000年9月1日休止し、2001年9月1日に廃止。
 1989年8月10日に開業した佐賀・唐津線は、梃入れするも利用客が少なく、1993年9月1日に休止し、1994年9月1日に廃止。
 1989年9月21日に開業した久留米・荒尾線は、1993年8月1日に北九州・福岡線筑豊系統と統合するも、1999年2月1日に休止し、2000年2月1日に廃止。
 1989年12月1日に開業した岡山・倉敷線は、1991年12月6日に休止し、1999年2月16日に廃止。
 1989年12月22日に信州4路線のひとつとして開業した飯田・伊那では飯田系統が1992年2月1日に伊那系統に統合・休止されて、1995年2月1日に廃止。
 1990年7月17日に開業した別府・大分線は、フェリーなどの競合相手に敵わず、1994年3月1日休止、1999年2月21日に廃止。
 1993年3月11日に開業した米子線は、1998年3月9日に休止、1999年3月1日に廃止。
 1999年7月24日に開業した池袋線は、2003年7月18日に開業した浜松町・品川線(のち横浜・浜松町・品川線)と2008年4月18日に統合、横浜・品川・池袋線として梃入れを図るも、失敗。2012年6月1日に横浜発着を東京・TDL・千葉線に統合した(池袋発着は2003年7月18日に開業した新宿線、のち新宿・渋谷線に統合するも、京王バス東のみの運行に)。
 2001年3月31日に開業した西宮~USJ線と有馬~USJ線は、乗客が僅少だったためか、2001年10月1日に休止、2002年10月1日に廃止。


 さて、阪急バスの高速線においては、岡山・倉敷線の廃止以降、山陽方面への路線は現存していません(新見・三次方面を除く)。下津井系・両備系が岡山に、JR系・南海系が広島にそれぞれ高速バスをすでに路線を運行しているためでしょうか。
 1991年12月6日に岡山・倉敷線を休止してから、阪急バスの高速線が山陽地方(広島市・岡山市)方面に路線を運行していなかったのかという、実はそれは否だったりします。

 1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(いわゆる阪神淡路大震災)で、山陽新幹線の新大阪・姫路間が被災に遭い、JR福知山線三田駅・新幹線姫路駅間との間に代替バスが運行されていたことは、当時の運輸省の交通白書にも記載されている事柄で周知なのですが、実はその裏で、阪急バスも新幹線代替として臨時バスを運行していました。それが、大阪~岡山線(1995年1月30日~4月20日)、新大阪~岡山線(同2月17日~4月14日)、大阪~広島(同3月5日~4月9日)の3路線です。
 当時の阪急バス社内誌や高速バス時刻表雑誌にはこの3路線は運行内容の詳細には触れられておりませんでしたが、ブログ読者様から当時の時刻表をいただきましたので、ここで掲載することにします。

新大阪~広島線
shinosaka_hiroshima.jpg情報提供:T様)
 新大阪と広島バスセンターを結んでいた新大阪・広島線。新大阪・広島発着ともに7時45分・16時05分発→12時51分・21時11分着というダイヤでした。2012年現在はJRバスが昼行便で大阪・広島間を焼5時間弱で結んでいますから、所要時間としてはさほど変わりは無いようです。ただ、運賃は現在よりも割高で片道6500円。

大阪~岡山線(大阪・新大阪・千里NT~岡山駅前・天満屋BC)
新大阪~岡山線

osaka_okayama_rinji.jpg情報提供:T様) 
 こちらは大阪~岡山線、新大阪~岡山線の時刻表。運行会社が複数あることがわかります。
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