阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

北大阪ネオポリス線に新車導入~長距離乗車がより快適に

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北大阪ネオポリス線にて、
山間部路線・長距離乗車に対応した新型車車両の導入が開始されました!


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 大阪府の排ガス流入規制に伴い、2009年1月から、北大阪ネオポリス線では、旧型のツーステップバス車両から低床のノンステップ・ワンステップ車両への車両の置き換えが実施されてきました。

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 豊能管内では、こうした車椅子対応低床車両を導入したとしても、豊能管内においては車椅子利用客が皆無に近いこと、低床車両の座席数が26名ほどと少ないために長距離乗車で立ち席を強いられるなど、一般的な市街地路線、あるいは僻地における山間部路線とは異なった事情を有しており、市街地路線用に設定された国交省認定仕様のものは、豊能管内の山間長距離乗車路線においては、通学・通勤客だけではなく高齢者にとっても、「バリアフリー」ではなく「バリアフル」を促すこととなっていました。
 特に始発からラッシュの混雑が始まる北大阪ネオポリス線では、希望ヶ丘を発車した時点で写真のような混雑状況での、数度の峠越えとなり、座席の少ない低床車両では、立ち席乗客による車内事故が置きかねない危険な状況が続いていました。

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 こうした状況下、こうした劣悪な通学環境に耐えかねていた高校生たちや、豊能地区を活動地としている政治家、さらには公機関の働きかけもあり、2011年初夏より、1054号車・1056号車をはじめ、新車の導入が開始されました(このうち、1054号車については粟生団地線今宮新線開業により茨木営業所に転属されています)。

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 さらに、このたび、2012年4月末より同種の1080・1081号車、ならびに2012年5月末より3005~3007号車、ならびに1084号車といった新型車両の導入が随時実施されることとなりました。
 これにより、2012年6月1日からの北大阪ネオポリス線で運行される車両は、手動変速機型の1056号車(2011年製)と、自動変速機型の1080・1081・1084・3005~3007号車(2012年製)のいずれも新型車両となりました。

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 こうした新型車両においては、座席の向きが全席 前向きのものに戻されました。

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 さらに、3000番台の車両については、箕面森町線の車両と同様に、着席数を大幅に増席確保したことにより安全・快適性が向上されることとなりました(座席数は26席→36席に大幅増加)。これにより、余野・希望ヶ丘からの乗車が「確実に着席できる」こと、このことにより山麓線上で満員通過できる機会が増えたことから、北大阪ネオポリス線の利用者にとっては、乗車環境がより快適となっています。
 毎日通学に利用している高校生が、片道20km以上の遠距離通学を強いられているという、北摂地域では見られない極酷な通学環境にされされていることを鑑みれば、こうした山間部・長距離・団地輸送という特殊な事情のある豊能管内の路線に適した新型車両の開発・導入は、まさに彼・彼女らのストレス軽減への大きな一歩であることを示しているのではないでしょうか。
 北大阪ネオポリス線の箕面有料道路へのルート変更も合わせて、今後の利用環境向上に向けて、期待したいところであります。

覚え書き:いわゆる「プレハブ事件」につきまして
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 昨年・一昨年、加島管内・加島線にて運用されていた297~299号車が、豊能管内・北大阪ネオポリス線へ転属し運用を開始した結果、座席をカッターで切られる、粗大ゴミシールを座席に貼られる、窓ガラスの反射板を削り取られる、降車ブザーのネジをはずされるといった嫌がらせが相次いだほか、インターネット上についても、一部のバスファン系ブログ(特に阪急バスをコンテンツとするもの)を中心に、この車両に対して嫌がらせをするとともに「プレハブ」などとネガティブキャンペーンを展開させたことで、さらに車両への器物損壊を助長させることとなりました。
 これに前後して、当該車両については、政治家などの働きかけにより、2011年夏頃には石橋・茨木営業所などに転属しています。
 北大阪ネオポリス線の利用者としましては、揺れが酷く酔いやすい、シートピッチが狭く、居住環境としては決して良くはないということは確かに認められますが、だからといって蔑称をつけるだけに留まらず、車両に対して嫌がらせをしてもよいという根拠にはならず、その正当性・妥当性は無いものと考えます。乗車環境の向上に向けて、路線バス車両の改善が行われている最中に、こうしたイリーガルな方法は、そうした改善を阻むこととなります。
 新型車両が導入されている今般につきましても、こうしたイリーガルな方法による嫌がらせは即時やめていただきたいと、一利用者としてお願い申し上げます。

平成24年(2012年)5月26日 掲載
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