阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

1935 JR尼崎(北)(じぇいあーるあまがさき・きた)

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 尼崎市潮江1丁目、JR尼崎駅北口にあるバスターミナル。2010年8月1日、尼崎線[58]阪急塚口~尾浜~JR尼崎(北)系統(尼崎市バスと共同運行)の新設に伴い、停留所は新設された。のりば番号は駅南側ターミナルと通しになっており、1番~3番が北口、4~6番が南口となる。
 このバスターミナルはJR尼崎駅北地区における市街地再開発事業により新設されたもので、事業の進展に伴って尼崎市バスの一部系統が1999年11月12日から乗り入れを開始したものである。
 なお、阪急バスでは国鉄尼崎駅前(現在のJR尼崎駅・南)へは1970年4月10日に神崎線が全廃されるまで乗り入れていたが、2012年4月3日から園田競馬輸送系統が駅南口に乗り入れることとなった。これにより、JR尼崎駅や潮江地区に阪急バスが運行されるのは40~42年振りのこととなった。


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 北口ターミナルの全景。

1番のりば 
 尼崎市バス[11] 城ノ堀・若王寺・聖トマス大学・阪急園田
 尼崎市バス[12] 城ノ堀・若王寺・JR塚口・阪急塚口
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 1番のりばからは阪急バス旧神崎線が運行していた坂部・若王寺地区への尼崎市バス路線が発車する。


2番のりば
 尼崎市バス[48-2] 尾浜西口・阪急武庫之荘
 阪急バス・市バス[58]尾浜・阪神水道前・阪急塚口
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 今回新設された[58]系統は2番のりばで発着する。

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 上屋に掲示されている行き先案内。尼崎市バスが設置したもので、[58]系統の箇所に「阪急バス共同運行」の文字がみえる。 

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 時刻表掲示板の表面。こちらにも「阪急バス共同運行」の文字が。

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 時刻表掲示面。時刻表掲示のたぐいはすべて尼崎市バスが管理している。

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 阪急バスは「後ろ乗り」方式なのに対して、尼崎市バスは「前乗り」方式であることから、「阪急バス運行便は後扉からご乗車下さい。」との注意が。

3番のりば 
 尼崎市バス[11]西長洲本通2・阪神尼崎
 尼崎市バス[12]常光寺・阪神杭瀬 
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 ここから阪神本線へ抜ける場合にはここから出ている系統を利用すると便利だ。

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 加島線「小園」停留所近くにあるイオン尼崎店への無料送迎バス。JR尼崎発着のほかに、JR塚口・阪急園田、JR加島、阪急塚口からシャトルバスを運行している。

2010.8.28

<補足>神崎線 Kanzaki Line
 宝塚~有馬や、伊丹地区に路線をもっていた宝塚有馬自動車が尼崎地区への進出を画策し、傍系企業・尼崎バスを設立して路線拡充を行ったのがこの路線のもととなる。後に尼崎バスは宝塚有馬自動車に、宝塚有馬自動車は現在の阪急バスに吸収合併されることとなる。
 大東亜戦争(太平洋戦争)下では、燃料統制の影響で休止路線が相次ぐなか、決戦非常措置要綱に基づき、軍需工場地域への路線運行確保として尼崎線などとともに運行が存続されたりしたが、1970年4月10日、神崎線(阪急伊丹~国鉄尼崎~尼崎、阪急伊丹~阪急園田~国鉄尼崎~尼崎)は全廃される。
 1964年版全国バス路線便覧によれば、運行系統は、(1)阪急伊丹~神崎~尼崎,距離:往12.5km/復13.54km,運賃:25円,往路10:05-18:55,復路11:10-19:45,25分,3往復,(2)阪急伊丹~坂部~尼崎,距離:往9.55km/復10.35km,運賃:25円,往路06:30-16:45,復路07:15-17:30,25分,3往復、以上の2系統であった。
 運行末期の路線略図を別項
にて示す。

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 かつて神崎線が乗り入れていた「国鉄尼崎駅前」こと現「JR尼崎(南)」ターミナル。現在は尼崎市域を走る尼崎市バス、関空リムジンの阪神・関空交通が乗り入れている。現在北口ターミナルを発着している尼崎市バス路線もかつては南口ターミナルで発着していた。

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 40年振りにJR尼崎駅に乗り入れる、尼崎線[58]系統。尼崎市バスとの共同運行で、平日28往復・土曜20往復・日祝20往復、市バス・阪急バスが半分ずつ運行本数をもつ。阪急塚口~JR尼崎(北)間の所要時間は16分で、現行で阪急塚口・JR尼崎(北)間を結ぶ市バス[12]系統よりも4分短くなっている。各種乗車券はそれぞれの事業者でのみ使用可能。
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