阪急バス路線物語(BLOG ver.)

阪急バス・阪急田園バスが運行する京阪神地区を中心に、「バス停」とその風景を撮り続けています。

茅野駅(ちのえき)

2013年7月13日、阪急バスの「大阪~諏訪・茅野線」は廃止されました。
路線はアルピコ交通・アルピコ交通大阪が引き続き運行しています。

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 長野県茅野市ちの、JR茅野駅西口にあるバスターミナル。阪急バス・諏訪バスの運行する大阪諏訪茅野線の停留所としては、単に「茅野」を停名としていたが、2010年7月1日から諏訪バス(路線バス)及び高速バス新宿諏訪岡谷線茅野駅発着系統での停名「茅野駅」に統一された。施設名としては「茅野バスターミナル」とも。このバスターミナルはここを発着する諏訪バスが管理している。高速・大阪~諏訪茅野線の停留所としては1989年12月22日の運行開始とともに新設された。 バスターミナルは1~7番の乗り場があり、うち大阪~諏訪茅野線が乗車扱いを行うのは5番、降車扱いは案内所前の3番もしくは5番で主に行われる。

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 南側から北に向かって撮影。右手にJR茅野駅駅舎がある。

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 北側から南に向かって撮影。

※以下、のりば番号・行先案内は2010年10月1日現在のものです
1番のりば(生活路線バス・観光路線バス) 
 ・(国道20号経由) 上諏訪・下諏訪・岡谷方面  
 ・南大塩、尖石縄文考古館、笹原、(奥蓼科温泉)渋の湯 方面
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 [高速]大阪~諏訪茅野線と並行して走る、岡谷~茅野線(上諏訪・国道20号経由)が発車する。同2005年4月にJRバス諏訪線廃止により諏訪バスに一本化された。その後、運行調整を繰り返し2010年4月24日改正では平日のみの運行に。
 また、2009年11月4日の改正で、2番のりばから発車していた渋の湯線が1番のりばに変更された。

2番のりば
(観光路線バス) 
 ・中大塩団地中、インターチェンジ、蓼科湖前
  プール平、小三室、諏訪バス別荘、ピラタスロープウェイ 方面 
 ・堀、糸萱、横谷温泉、渋川口、麦草峠 方面
 ・蓼科高原ラウンドバス・メルヘン街道バス 各方面
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 2番のりばからは蓼科高原方面に向かうバスが出ている。

3番のりば(観光路線バス) 
 ・山寺、堀、インターチェンジ、柏原車庫前、白樺湖、
  車山高原、霧ヶ峰インターチェンジ、上諏訪駅霧ヶ峰口 方面
 ・諏訪東京理科大 方面
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 3番のりばからは白樺湖や車山高原方面への路線が出ている。

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 標柱はこんな感じ。

4番のりば(観光路線バス、生活路線バス) 
 ・美濃戸口 方面
 ・穴山、原村 方面 
 ・中沢 方面 
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 原村や美濃戸口(八ヶ岳の登山口)へは4番のりばから発車。

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 標柱はこんな感じ。
 
5番のりば
高速バス) 
 ・京都深草、大阪梅田 方面 (阪急バス・諏訪バス)
 ・中央自動車道経由、新宿駅西口BT(諏訪バス) 
(生活路線バス) 
 ・金沢、青柳、御狩野公民館 方面
 ・諏訪中央病院 循環 方面
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 高速バスの大阪梅田や新宿行き、国道20号を甲府方面へ向かう青柳・御狩野公民館線、茅野市街地部を循環する中央病院線が発車する。

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 左写真:北側の掲示面には高速バス時刻表と諸注意事項が掲載されている。 高速バスの行先案内部分で削除されている箇所は茅野駅~中部国際空港線(運行期間・2005.2.17~2006.4.13)のものだろう。
 右写真:2010年7月1日に大阪方面、新宿方面ともにダイヤ改正が実施された。 

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 南側の掲示面には生活路線バスの時刻表が掲載されている。 青柳線に関しては、地元・茅野市の地域公共交通活性のための実証運行に基づき、通学支援便として青柳から先の御狩野公民館まで延伸した(2010年4月6日実施)。

6番のりば(生活路線バス) 
 ・ひばりヶ丘、丸山 方面
 ・豊平、泉野 方面
 ・金沢・御狩野 方面(アルピコタクシー) 
 ・上社、大熊 方面  
 ・茅野市福祉バス「ビーナちゃん」 茅野市内 方面
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 原村や諏訪大社上社方面などに向かう路線は6番のりばから発車する。

7番のりば 路線バスおりば
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 各バスはここで降車扱いを行なう。  

10番おりば 路線バスおりば
※2010年10月1日からはJRバス関東のりば・おりばに移設。
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 駅前商業ビル西側にもおりばが設置されている。8番・9番おりばに相当する箇所にはバスベイが設置されているが標柱は設置されておらず(写真は省略)、10番おりばにのみ標柱が設置されていた。

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  退色が激しい10番おりばの標柱。

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 2010年10月から「ベルビア西口」という降車停留所に変わった。

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 駅前にある諏訪バス茅野駅前案内所。高速バスの予約発券を始め、各路線バスの旅客業務を行なっている。

JRバスのりば・おりば (JR茅野駅駅舎下)
 守屋登山口・古屋敷・伊那藤沢・高遠(運行日に注意) 
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 茅野駅駅舎真下にはJRバス関東の高遠方面行きのりばがある。

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 2010年度には4月10~18日に限って運行された茅野駅~高遠線。年に1週間しか使われないにもかかわらず、諏訪バスと違って時刻表や路線図の掲載がきっちりと行われていた。

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 2010年10月に諏訪バスおりばが移設された。

 
 
2009.7.12 2010.9.4  2015.7.18
2010.6.24 
http://bus.hankyu.co.jp/whats_new/100624.pdf による更新反映
2010.9.24 茅野市・原村公共交通活性化実証運行実施(2010/10/1~)による路線変更を反映
 ⇒※詳しくは茅野市役所WEB>企画総務部>企画課>公共交通>公共交通対策について、を参照。

2014.2.18~2.22
 大阪~諏訪・茅野線 豪雪による運行再開から、「茅野駅」を休止し「諏訪バス車庫前」発着に変更。
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<補足>「茅野」停留所の使い方  
◆のりかえ(駅西口より) 
 ・JR中央東線
 ・諏訪バス:茅野市内および周辺、蓼科高原、白樺湖 方面
 ・JRバス関東:茅野・藤沢線 古屋敷・高遠駅方面(運行日に注意)
 ・タクシーのりばアリ

 JR茅野駅西口にあり、アクセスは容易だ。高速バスの発着するバスターミナルには案内所もあるため、ここで乗車券の予約・発券も可能。蓼科高原や白樺湖などへの観光にはこのバスターミナルから出る観光路線バスに乗り継ぐと良いだろう(※)。なお、高遠駅に向かうJRバスのりばは諏訪バスのりばの反対側(=駅ビル側)にあるが、運行期間が限られているので利用する際は要注意。
 高速バス停留所としては中央道・茅野BS中央道茅野停留所)があるが、これはJR茅野駅から南へ約15分と行ったところにあり(パークアンドライド用駐車場あり)、新宿方面への高速バス(中央高速バス新宿~上諏訪・岡谷線)を利用する際にはこちらを利用することになる。
なお、同路線は2010年7月1日から茅野駅発着便の運行を開始する(1日2往復)。
※注意1:茅野市内のローカルバス路線の時刻表は茅野市役所WEBサイト(目的別に探す>生活・環境>道路・交通>公共交通対策について>公共交通機関等の状況>バス)にあり。諏訪バスWEBサイトは観光路線バスの時刻表・運賃の掲載が中心となるため、ローカルバスについては諏訪バスへの問い合わせが必要となる。
※注意2:茅野市および原村では2010年10月1日から公共交通対策事業に伴う実証運行を実施することとなった。茅野市・原村エリアの公共交通の路線図・時刻表・運賃表は、先述した茅野市役所WEBサイトの公共交通対策に関するページで公開されている。
 

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 茅野市を中心に原村・諏訪市・下諏訪町・岡谷市に路線を持つ諏訪バス。写真は蓼科高原へと向かうバス。
 諏訪バスには、JR中央東線と並走する岡谷~上諏訪~茅野線のほか、蓼科や白樺高原・白樺湖・霧ヶ峰といった主要観光地への路線がある。なかでもビーナスラインを経由する路線の車窓は素晴らしい。
 観光に際しては、茅野駅でレンタカーを借りる方法もある他、バスを利用するならば、茅野駅からこれら主要観光地への路線が乗り放題となる「蓼科高原ラウンドバス1日券・2日券」(諏訪バスWEBサイト・ラウンドバス時刻表のページに詳細あり:1日券2000円、2日券2800円)、さらに乗り放題のエリアが拡大した「蓼科・白樺湖・霧ヶ峰フリークーポン」(連続する4日間で大人5000円・小人2000円)といったフリーチケットを活用すると良いだろう。これらの乗車券は上諏訪駅・茅野駅の諏訪バス案内所と、前者はラウンドバス車内、後者は主な旅行代理店で発売している。
 なお、2010年10月から茅野市・原村で実証運行される公共交通対策事業にあわせて、原村村域などのローカル路線の運行事業者が諏訪バスから茅野バス観光やアルピコタクシー茅野などに変更となっている。

<補足2>「中央道茅野」停留所(中央道・茅野BS) 
・茅野駅から最短経路で1.2km(徒歩15~20分)(実測:15~40分弱)
・茅野市福祉バス「ビーナちゃん」市街地西循環線で「茅野郵便局前」下車・南西へ徒歩300m(※運行は水曜日のみ)
・諏訪バス茅野駅~上社~大熊線ほかで「中河原」下車・南東へ徒歩500m(土日運休、本数は5往復/日)

 茅野駅から南へ1.2kmほどのところには、新宿~上諏訪・岡谷線の「中央道茅野」停留所がある。現地案内や公式案内によれば茅野駅から(まで)は「徒歩15分」「徒歩18分」「徒歩20分」とかなりバラつきがあり、実際に歩いてみると、茅野駅→茅野BSで徒歩40分弱、茅野BS→茅野駅で徒歩15分だった。半径500m圏内には路線バスの停留所もあるが、運行日や運行本数自体が限られており使い物にならない。
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 のりば。新宿行き京王バスが発車待ちをしている。

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 おりば。標柱には地図が掲示されている。
 
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 茅野BSから北西に進むと「中河原」バス停がある。JRバス関東(茅野~高遠)は季節運行、茅野市ビーナちゃんバスは水曜日のみ、諏訪バス(茅野駅~上社・大熊)は平日のみ運行。
 
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 諏訪バス「中河原」停留所は大熊方面にのみ標柱が設置されている。ただしこの標柱には大熊方面・茅野駅方面ともに時刻表が掲示されておらず、標柱の錆具合からしても廃止停留所にしか思えない。ちなみに、茅野駅から茅野BSまで歩いた際、途中にあった「上川橋」停留所も時刻表が掲示されていない標柱があり、管理の杜撰さが伺える。

<解説>[高速]大阪~諏訪・茅野線(アルペン諏訪号) 
 名神高速・中央道・長野道を経由し、岡谷ICから国道20号を通って岡谷・下諏訪・上諏訪・茅野へと向かう高速線。諏訪バスとの共同運行で、大阪発午後便・茅野発午前便を阪急バスが、大阪発午前便・茅野発午後便を諏訪バスが担当する。大阪梅田~茅野間を5時間54~55分で結ぶ。途中、名神多賀SAと、中央道阿智PA(諏訪便)・
中央道恵那峡SA(阪急便)で休憩を取る。
 1989年12月22日運行開始。1990年10月5日に「中央道辰野」を、1998年1月15日に「京都深草」を新設した。2006年3月1日には「岡谷駅」「赤羽根車庫」を新設するとともにダイヤ変更、往復割引・回数券といった運賃設定を行なった。
 2012年2月1日には松本線とともにダイヤ改正を実施。諏訪・茅野線では京都駅前への乗り入れを開始、運賃改定を行った。
 2013年7月13日発便から、アルピコ交通と共同運行していた長野・松本・茅野の3路線が当分の間、アルピコ交通単独運行に変更。阪急バスの路線としては廃止された。同年7月27日には上下線とも発着時刻を調整、名神茨木・名神高槻・名神大山崎・京都駅前を通過扱いとした。
 2015年7月1日、大阪16:10,21:40発、茅野15:10,22:20発の昼行1便・夜行1便に運行形態を変更した。夜行便は「京都駅前」への乗り入れを開始し、大阪21:40発と茅野15:10発便は週末などの特定日に「八ヶ岳(美濃戸口)」への延伸を行った。
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 恵那峡SAで一時休憩を取るアルペン諏訪号大阪行き。運行状況によってはアルペン松本号大阪行きの阪急バス便と恵那峡SAで出会うことも。(2007.8.10 恵那峡SAにて)

>大阪~茅野間の鉄道・高速バス比較 
・高速バス(アルペン諏訪号) 1日2往復 5610(往復10100)円 5時間55分
・JR 3時間10~20分 11960(6300円+料金5660)円 実乗車時間3時間10分
 JRは東海道新幹線+特急しなの+特急Sあずさ利用の場合

1998.1.15~2006.2.28 ダイヤ
(中央辰野=中央道辰野、岡谷市前=岡谷市役所前、赤羽根車=赤羽根車庫)
 大阪     830,1600発 1245,2145着
 新大阪   836,1606発 1239,2139着
 千里NT    846,1616発 1229,2129着 
 名神茨木  858,1628発 1217 2117着
 名神高槻  904,1634発 1211,2111着
 大山崎    914,1644発 1201,2101着
 京都深草  922,1652発 1153,2053着
 中央辰野 1320,2050着  755,1655発
 今井        1335,2105着  740,1640発
 岡谷市前 1339,2109着  736,1636発
 長地        1344,2114着 731,1631発
 下諏訪     1349,2119着 726,1626発
 上諏訪     1400,2130着 715,1615発
 茅野        1415,2145着 700,1600発

2006.3.1~ ダイヤ(2009.7現在)
 大阪     830,1530発 1234,2154着
 新大阪   839,1539発 1225,2145着
 千里NT    850,1550発 1215,2135着 
 名神茨木  902,1602発 1203 2123着
 名神高槻  908,1608発 1157,2117着
 大山崎    918,1618発 1147,2107着
 京都深草  926,1626発 1139,2059着
 中央辰野 1322,2022着  743,1703発
 今井        1337,2037着  728,1648発
 岡谷市前 1341,2041着  724,1644発
 岡谷駅     1345,2045着 720,1640発
 長地        1353,2053着 712,1632発
 下諏訪     1358,2058着 707,1627発
 上諏訪     1409,2109着 656,1616発
 赤羽根車 1416,2116着 649,1609発
 茅野        1425,2125着 640,1600発

>>参考 1989年12月開業当時のアルペン号のパンフレット
 (提供:川中島バス株式会社様 ありがとうございました) 
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