当たり前のようにある「バス停のある風景」。そんな風景を、阪急バス路線沿線に絞って撮り続けています。

国道171号線・向日市鶏冠井町字西金村、向日町簡易裁判所前にある停留所。1997年2月7日の大山崎・向日路線改編の際に、停名が「鶏冠井(かいで)」から改称した。高槻に向かって撮影。
ちなみに「鶏冠井」という難読地名の由来には諸説あるが、平安時代中期に記録された書物には「蝦手井(かえるてい)」となっており、京都西山から流れてる川によって扇状地を形成しており、それがカエルの手のように見えること(蝦手)、近くに豊富な湧き水・泉があったこと(井)から由来しているらしい。その後、平安末期になって、貴族(公家)がこのあたりに荘園などを設置したのに際して、貴族にふさわしい名前にしようと、カエルの手に形が似たカエデの葉(楓の俗字「鶏冠木」)と「井」をつけて、現在の「鶏冠井」という地名になったのだそう。また発音の「かいで」も「かいてい」から訛って出来たものなのだそう。*
京阪国道口に向かって撮影。
JR長岡京方面の標柱。
JR向日町・阪急東向日方面の標柱。
停留所すぐ近くにある、向日町簡裁。京都市の一部、長岡京市、向日市、大山崎町を主に管轄としている。ちなみに簡易裁判所は一般の日常生活で発生する軽微な民事・刑事裁判や当事者間の紛争解決を図る調停を処理するための裁判所。大きい事件になると、地方・高等そして最高裁判所が担当することになる。(詳しくは検索を) 阪急バス沿線の簡裁には池田・豊中・吹田・茨木・伊丹などがある。
2008.5.4
*参考文献↓
広報むこう 平成15年10月15日号 景観にみるむこうしの歴史「7 鶏冠井の地名と日蓮宗」
おはようコールABC エッセイにならないエッセイIII 日本地名あれこれ(7)(www.asahi.co.jp/call/diary/yamaken/chimei_07.html)